地球温暖化ってなに?
地球温暖化とは、
人間の活動によって、大気中で二酸化炭素などの温室効果ガスが増えすぎた結果
地球上の平均気温が上昇してしまう現象
のこと。
パリ協定の定義によると、
「産業革命の前と後」でどれくらい平均気温が上昇したか?
が基準となります。
何の対策もしなかった場合
80年以内に地球の平均気温は最大で4.8℃上昇する
と予測されています!
地球温暖化の主な原因・温室効果ガスはどこから排出されている?
- ごみの焼却処分の際
食べ物を大量に廃棄し、衣服も極端な低価格化、事業者はたくさん作ってたくさん捨てるし
個人も身の回りのものは使い捨てが当たり前、そんな便利さだけに傾向した結果の大量消費社会のごみの量は膨大!
処理方法は埋め立ての国もありますが日本では焼却と埋め立てが両方行われています。 - 火力発電
発電の際に石油や石炭を燃やすことで、大量の二酸化炭素が排出されます。 - ガソリンの自動車
日本では、ガソリン車の二酸化炭素排出量は全体の7.7%という大きな割合を占めています。 - 畜産業
人口が増え、中流階級が増えたことで食肉需要が増えた結果、畜産業を営むための場所を確保するために、二酸化炭素を吸収してくれていた森林もどんどん伐採されていきます。
人間が豊かになるのに伴って、二酸化炭素は過剰に排出されるようになり
地球温暖化の原因となっています。
気温が上がったら地球はどうなるの?
地球温暖化で気温が上昇すると、こんなことが起こります。
海面が上昇する
地球全体の気温は上昇し続け、こうしている今も北極や南極の氷は溶け続けています。
そうすると海の水量は増えていきますよね?
過去100年間で見ると、すでに世界の平均海水面は約16センチも上昇しています!
今世紀末までに何の対策もとらないと
海面は最大1m上昇する
という予測があります。
そうすると日本の砂浜の90%は水没してしまうんですよ…!!!
島国日本にとってもまったく他山の火事ではありません。
砂漠化してしまう地域が増発する
気温が上昇すると、土地の水分がなくなり
土地が劣化してひび割れや砂漠化が進んでしまいます。
その結果、こんな状況がもたらされることが予想されています。
日本人の私たちには
砂漠化と言われても想像の付きづらい現象で、遠い国の他人事のように思えてしまうけれど
砂漠化の影響を受ける可能性のある人は世界の人口65.1億人のうち10億人とも言われています。
異常気象が頻発する
地球が温暖化すると、異常気象が発生しやすくなると言われています。
集中豪雨、熱波、干ばつ、森林火災、ハリケーン、サイクロンなど…
人の命も奪うほどの天災が頻発するのは、もしかしたら人災でもあるのかもしれません。
日本でも年々桜の開花時期が早まっていたり、集中豪雨が増えているのは
温暖化がその一因とも言われています。
パリ協定
というわけで、
”いよいよヤバい!”ということに気付いた結果
世界は協力して地球温暖化の対策をしようという協定を結びました。
それが2015年に採択されたパリ協定です
パリ協定ではこんな目標を掲げています。
“産業革命前と比較して世界の平均気温上昇を2℃より十分に低く保ち(2℃目標)
さらに1.5℃に抑えるための努力を追求。
かつ今世紀後半に、世界全体の人為的温室効果ガス排出量を、人為的な吸収量の範囲に収める”
世界は今まさに、これらの目標達成に向けて温暖化対策をしているわけです。
私たちにできることは?
このまま対策をしないままでいると
今世紀末には気温が4.8℃上昇し、海面が1m上昇し…
今世紀末には…ってあと70数年ですよ!?
本気で地球温暖化対策に取り組まなければもう時間がありません!!!
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