オーガニック食品を選ぶ理由は?
野菜、フルーツ、卵、お米…
生鮮食品をスーパーやネットで買う時
オーガニック認証や特別栽培などの表記があれば、
私は高くてもそちらを選びます。
理由は2つ。
①健康への配慮
②環境への影響
です。
理由①健康への配慮
農薬を使用して育てられた農作物は
農薬が含まれたまま売られている場合(=残留農薬)があります。
残留農薬は、基準を超えない範囲の量であれば販売できることになっています。
ですが、
できることなら避けたいな〜と思うのが私の価値観。
農薬を落とせる洗剤なるものもあるけれど
完全に落とせているかは確認しようもないので、
ならばはじめからオーガニックを選ぼうという選択になりますね。
特に農薬が残りやすい葉野菜やブロッコリー
皮ごと食べたいにんじんや大根は
私はオーガニック一択ですね
理由②環境への配慮
森林と同じく、土壌にもまた
二酸化炭素を吸収する働きがあり
地球を温暖化から守ってくれています。
しかし農薬には、害虫を殺す役割があるのと同時に
土壌に豊かさをもたらしてくれる微生物も殺してしまうため
土壌が弱くやせ細ってしまう危険性があるからです。
オーガニックにこだわらなければ
もっと安価でも買えるのだけど、高くても選ぶ理由はあるんです!
有機?無農薬?何が違うの?
こだわって選びたい生鮮食品。
視点を変えて買い物へ行くと、
“有機野菜、無農薬野菜、減農薬、特別栽培、自然栽培…”
様々な表記があることに気づかれると思います。
これらの違い、ご存知ですか?
慣行栽培
農薬や化学肥料を使用して作られる農産物のこと。
スーパーで見かけるほとんどの農産物が慣行栽培によるもの。
有機=オーガニック
オーガニックの基準をクリアしていることを認証機関に審査してもらい、有機JAS認定を受けて合格した農産物のこと。
日本で有機=オーガニックと名乗って食品を売るには、この認定に合格しなければなりません。
審査にクリアすると以下のようなラベルを商品に貼ることが出来ます。
たとえば
- 堆肥などによる土づくりを行う
- 2年(多年生作物の場合は3年)以上の期間は禁止されている化学肥料及び農薬は使用しないこと
- 遺伝子組み換え技術を利用しない
といった
環境への負荷をできる限り低減した生産方法で行われているというルールをクリアする必要があります。
有機=オーガニックの注意点も
- 有機=無農薬ではない:有機だからといって「無農薬」ではありません。一部使用可能な農薬の使用は認めているため、完全に農薬を除去したいならば自然栽培や特別栽培の中から農薬なしで育てたものを選ぶ必要があります。
- 有機JAS認証をあえて取得していない農家もある:有機JAS認証は毎年の認証更新費用がかかる、申請の手間がかかるなどの理由で、農薬を使用しないで栽培していてもあえて認証を取得していない農家も多いのだとか。
無農薬野菜とは?
無農薬野菜とは、その名の通り農薬を使わずに栽培された野菜のことを言います。
しかし、無農薬野菜は有機野菜のような第三者期間による認証制度がなく
勝手に名乗っても現状では罰則を受けることはありません。
たとえば土壌に農薬が残っていたとしても無農薬と謳って罰せられることがない。
つまり
無農薬の方が有機栽培よりも絶対に優れているとは限らない
ということです。
「無農薬」「減農薬」を謳った野菜を購入する時には、どのくらいの期間使っていないのかなど
その詳細までよく調べるが大切です。
実際「無農薬」という表現の曖昧さが消費者に誤解を招いたことを受けて
農水省では「特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」が定められました。
それにより
無農薬や減農薬は、基本的に「特別栽培農産物」と表記する
ことを定めています。
「無農薬」と表現して販売することは禁止されました。
特別栽培農産物
特別栽培農産物とは、「自然循環機能を維持するために、化学合成された農薬及び肥料の使用を減らして育てた農産物」のことを言います。
基準を満たしても特別栽培だと消費者にはわかりにくいため、消費者にわかりやすいように減農薬・減化学肥料と記載していることもあるようです。
- その作物の植え付け前から収穫までの間に
- 農薬の使用回数または化学肥料の使用量(窒素成分量で計算)が
- その作物が栽培された地域で通常使用されている量の半分以下
であれば、「特別栽培農産物」と表示して販売することが可能になるということです。
化学肥料の窒素成分量が50%以下、節減対象農薬の使用回数が50%以下という基準があります。
特別栽培農産物の表記基準としては、
- 農薬を全く使用していない農産物=「農薬:栽培期間中不使用」
- 節減対象農薬を使用しなかった農産物=「節減対象農薬:栽培期間中不使用」
- 節減対象農薬を削減した農産物=「節減対象農薬:当地比〇割減」「節減対象農薬:〇〇地域比〇割減」など
と基本的には表示しなければなりません。※節減対象農薬=有機JASで認められている農薬は使用してもOK。その他の農薬は50%以下に減らすこと
自然栽培
農薬も肥料も一切使わない栽培方法。
栽培に必要な条件が揃えば作物は立派に育つのだそう。
自然栽培はまだまだ発展途上の栽培方法でそれぞれ試行錯誤を続ける生産者が多いそうですが、その中で年々収穫量を増やし、かつて慣行栽培をしていた頃の収穫量を超える人たちも徐々に現れてきているのだそう!
何を選ぶのが正解?
私はオーガニックスーパーやファーマーズマーケットで有機JAS認証や特別栽培表記のあるものを買うことも多いです。
しかし最近はそれ以上に、ネットがおすすめ。
生産者さんの顔を見て、
どのようなこだわりを持って作られているかを知ることができ
思いを込めた農産物を畑から直送してもらえるからです。
スーパーなどと違ってたくさんの流通経路を経ていないため、新鮮、そして美味しい。
こういったサービスを利用すると、作物へのありがたみや生産者さんへの感謝が増して心も豊かになります♡
生産者さんから直前届く!おすすめサイト4選
最終的には自分で信頼できる生産者さんを見つけて、長くお付き合いをしていくのが一番ベストな選択なのかなと思っています。
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買い物は投票。
オーガニックや無農薬への需要が高まれば、
企業もオーガニックを売る方向へシフトしていく。
本当に良いものが選ばれる市場へ変えていけるよう
消費者として意思表示をしていきましょう!
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