フードロスをなくそう〜私たちは世界の飢餓を救える4倍の食糧を廃棄している〜



「食品ロス」ということばを知っていますか?

食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことを言います。


世界では生産された食糧の約1/3以上が廃棄されている


世界で1年間に生産される食糧約44億トンのうち、なんとその1/3以上にあたる約13億トンが廃棄されていると知っていますか?

日本国内でいうと、

まだ食べられるのに捨てられている食糧は年間570万トン

毎日大型トラック(10トン車)約1,560台分の食品を廃棄しているんです。

国民一人当たりに換算すると”お茶碗約1杯分(約124g)の食べもの”が

毎日捨てられていることになります。

世界の飢餓を救える量の4倍の食糧を廃棄している


知っておくべき現状

廃棄される食糧のうちのたった1/4があれば

世界中で飢餓に苦しむすべての人=約8億人を十分に養うことができます。

しかしながら世界ではその約8億人、つまり約9人に一人がずっと飢餓に苦しみ続け

毎日約三万人の子供たちが飢餓や栄養失調で亡くなっています。


それなのに日本のような先進国では

  • 賞味期限を数10分過ぎただけで捨てられてしまうコンビニ弁当
  • 手をつけられずに廃棄される、深夜のファミレスで仕込まれたご飯やおかず
  • ビュッフェレストランで残ったたくさんの料理
  • 売れ残ったパンやケーキ
  • 形が悪くてスーパーに陳列されない野菜や果物
  • パッケージに傷や汚れがあるものを販売しない厳しい流通管理のため、賞味期限前であるにも関わらず行き場をなくして廃棄されてしまう商品…


こういった十分食べることのできる手付かずの食糧が、

毎日大量に廃棄されているのです。

世界で生産されている食糧がすべて公平に行き渡れば、飢餓は起こらないと言われている。

だけど飢餓が起きている国でも

先進国に輸出するための食糧や、家畜のための餌の生産が優先されていたりする。


そしてその1/3以上は捨てられている。

家庭から発生するフードロスは実は全体の約45%もある


家庭で廃棄されてしまう食糧も、フードロス全体の約45%というのだからまったく軽視はできません。

消費者庁が平成29年に実施した実証事業の結果によれば、

まだ食べられるのに捨てた理由として

(1)食べ残し57%

(2)傷んでいた23%

(3)期限切れ11%

の順で多いのだそう。

どれもうっかりやってしまった経験があるはず。

私もあります…反省。


消費期限と賞味期限の違い

意味使用される食品
消費
期限
安全に食べられる期限
期限を過ぎたら食べない方がよいとされる期限
弁当、サンドイッチ、生めん、ケーキなど傷みやすい食品など
賞味
期限
品質が変化せず美味しく食べられる期限
期限を過ぎてもすぐに食べられないということではない
スナック菓子、カップ麺、缶詰、ペットボトル飲料など

あまり大きな声では言えないけれど、
ギフト用のお菓子やお客様に食べてもらうお料理などではなく、自分で自己責任でいただく分には

表示された期限に敏感になり過ぎる必要はないように思います。

特に賞味期限は。

ドギーバッグはアメリカでは普通だけど?

アメリカのレストランでは、一品のボリュームが多いこともあってか

食べ残しの持ち帰り<ドギーバッグ>は当たり前。

高級レストランでも、スタッフさんの方から「持って買える?」と声をかけてくれるのも普通です。

でも日本でドギーバッグを利用する人はあまり多くない。

お店側は「衛生上の問題で責任を求められたら困るから」

客側は「恥ずかしいから」

という意識が双方に強いからかしら。


もしこの食べきれなかった料理を持ち帰ることができれば、食品ロスを減らすことができるよね。

私はもっとスムーズに利用したい!

でも日本だと、持ち帰りたいというと衛生面の観点で…と断られたり戸惑われることも多いので、

そういう対応をされることがストレスになったり恥ずかしくなったりして

結局利用できなかったりする。

私はお金を払っている以上、食べ物の所有権は客側にあると思ってる。

そして“店から持ち出した後は食中毒になったとしても自己責任”とも。


こういう価値観を常識として、店側と客側で共有できるようになれば

ドギーバッグがもっとスムーズに広まるのかしら?


日本は便利さを優先し過ぎて、わがままになっている?!

コンビニやファミレス、牛丼チェーン店…24時間も営業する必要あるだろうか?

食品なんてオンラインでも買えて、家にストックしておくことができるのだから

電車の始発~終電くらいの時間の営業時間で十分じゃない?

深夜勤務をする人や、深夜に突然の病気になった時に不便?

でも、日本同様の先進国であるヨーロッパの国々では

そもそもパリやフランクフルトなどの都心部でも日曜日はスーパー自体休みであるのが普通。

コンビニやファミレス自体もほとんどない。

日本ではワンブロックごとにコンビニがあって
どのコンビ二にも消費期限を設けたお弁当やおにぎりやパンが陳列されているけれど、

アメリカですら24時営業のコンビニなんて日本よりはるかに少ない。

コンビニ弁当は冷凍品にシフトすれば?

消費期限を過ぎたら即捨てなければならない弁当や総菜は

弁当箱に詰めた冷凍食品にして、すぐに食べたい人にはコンビニでレンジを使ってもらえばいいじゃない?

オフィスワーカーのお昼休みが込み合うというのなら、各事業所にレンジを設置するとかさ。

コンビニ弁当なんてなしで暮らしている先進国はいくらでもある。

日本は多くの食品を輸入に頼っているのに、廃棄する量も多い。

これは日本人のリテラシーが低いのではないか?


今まであったものがなくなると不便さを感じるけれど、それも慣れの問題なのだ。

なければないでどうにかなることではないかしら。


食品ロスで生じる問題

環境負荷

廃棄になる食糧も、生産や流通において二酸化炭素を排出しています。

さらに廃棄される時に排出される温室効果ガスは36億トンとも!

これは世界の温室効果ガス排出量の約8%を占めるのだそう。

食品ロスは、捨てられてしまうもののために地球環境に大きな負荷をかけているのです。


資源の無駄

食糧の生産には水などの資源が膨大に費やされます。つまり食糧を捨てるということは、それらの資源も無駄遣いしているということ。

捨てられてしまう食糧を生産するために、世界の農地の30%近くが使われているという報告も。

捨てられてしまうもののために限りある地球の資源を無駄使いしているのです。



廃棄にかかる膨大なコスト

十分食べることのできる手付かずの食糧を毎日大量に廃棄しています。

日本ではそれに毎年約2兆円をかけている!

このお金があれば何ができる?

食べずに捨てる食糧を燃やすことよりも、

もっとよりよい社会の循環に回すことに役立てたくありませんか?


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私たちにできること

  • 買い過ぎない:買う前にまず冷蔵庫や食品庫にある食材を確認する
  • 作り過ぎない
  • すぐに食べないものは、冷凍や乾燥などの下処理してストックする
  • 賞味期限の近い値引き商品を積極的に買う
  • 食べ物を買うお店や食べるお店では手前取り(奥から商品をとらずに、陳列されている賞味期限の順番に買うこと)を心がける
  • 自己責任で許容できるのであれば、食品の期限切れに過敏になり過ぎなくてもいい
  • 外食でどうしても残してしまった料理は、お店と相談してドギーバッグで持ち帰ることも検討する


食品ロスの約45%は家庭から、つまり私たちのミスです。

食は毎日のことだから、日々の積み重ねが大きな差になるはず。

私たちが個人でできることを今日からさっそく始めよう!

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