地球温暖化のもたらす結果の怖さをこちらで語りました。
海面上昇で島や街を水没させ、異常気象で人命を奪うほどの被害をもたらし、生態系を崩壊させ、砂漠化を進行させ、地球温暖化。
この主な原因二酸化炭素の過剰排出というお話でした。
二酸化炭素排出量のうち全体の4割と大変多くを占める主たるものは”エネルギー=電力”。
ということで、電力のこれまでとこれからについて考えてみます。
これまでの電力は、二酸化炭素をたくさん排出していた
電気をつくる方法の中で、一番大きな割合を占めているのは火力を使った発電。
今の日本の電力も、おもに火力発電で発電されています。
これは石炭、石油、天然ガスなどを燃やして電気を発生させるやり方で、二酸化炭素の排出量がとっても多い発電方法。
それまで割合を占めていた原子力発電(原発)は、
2011年の東日本大震災で原発事故を起こして以降、多くの原子力発電所で稼働を停止しました。
その結果、原発の代わりに、二酸化炭素排出量の多い火力発電の割合を増やしたのです。
原子力発電はここがダメ
原子力発電は二酸化炭素を排出しません。
しかし、
原子力発電所で事故が起きた場合、街自体がもう使えなくなってしまう
これがダメな理由です。
東日本大震災の時には、原発の事故によって、住んでいた街や愛するふるさとにもう二度と帰れなくなってしまった人がたくさんいます。
原発事故でたくさんの人が傷を負った日本では、原子力発電の推進なんて世論が許さないでしょう。
私も反対です。
火力発電はここがダメ
石炭や石油などを燃料とした火力発電は、二酸化炭素をはじめ大量の温室効果ガスを排出しています。
天然ガスは石油・石炭と比べると温室効果ガスの排出こそ少ないけれど、
それらはどれも地球上の限りある資源。
使い続ければやがて枯渇してしまうものでもある。
日本ではそれら燃料のほとんどを海外から輸入しています。
これからの電力“再生可能エネルギー”とは?
太陽光、風力、地熱、バイオマスなどの自然の力をエネルギーにして電気を発生させる
これを再生可能エネルギーと呼びます。
2016年から、日本でも電力小売全面自由化により
私たちの家で使う電力会社も個人が自由に選べるようになりました!
火力発電メインの電力会社から、
再生可能エネルギーで発電をまかなおうと努力している電力会社など、
いろいろな会社があります。
毎日、そしてこれからも、生きていく限りずっとお世話になり続ける電気。
地球温暖化させる二酸化炭素を排出する火力で発電された電気より
クリーンで持続可能な再生可能エネルギーで発電された電気を選びませんか?
地球温暖化を阻止するために私たちにできること、それは電力を再生可能エネルギーに変えること!
どの電力会社を選べばいいの?
電源構成*を確認して、自然エネルギー率の高いところを選びましょう。
*電源構成とは、発電方法がどのように行われているかの比率のこと。
例えば太陽光50%、風力20%、水力15%、火力15%のような構成比率。
火力80%、太陽光20%なんてところもあるので、よく見て選びましょう!
ここから確認できます▼
電力会社を変えるってどうやるの?
変え方はとっても簡単。
WEBサイトから申込んだらあとは待つだけ。
それまで利用していた電力会社に解約連絡などをする必要もありません。
申込みからおよそ1~6週間後からの利用開始が目安とのことです。
電気の品質は変わらないの?停電しないの?
電気の品質はこれまでと全く変わりません。
停電の心配もありません。
たとえば、みんな電力さんという電力会社のWEBサイトによると、”確保する電源が不足した場合でも東京電力等のバックアップ電源を使用するため、停電することはありません”とのこと。
各電力会社のWEBサイトでQ &Aを掲載していることも多いので、興味のある会社をのぞいてみましょう!
電気代は高くなるの?
私の家では全然変わっていません。
まわりの人の話を聞いても、大幅には変わらないのではないかなぁと体感的に感じます。
ここからシミュレーションもできますよ〜!
毎月の電気代を誰に払うか?
私は火力発電に使う石油で財を成すアラブの石油王よりも、
再生可能エネルギーの活用に真摯に取り組む日本の電力会社にお金を払って応援したい。
世界では再生可能エネルギーは年々広がり全体の26%。一方日本では全体の18%とまだまだ低いです
私たちが再生可能エネルギーを選ぶことは
それらに取り組む会社を応援し、社会への意思表示になって
再生可能エネルギーの広まりを後押しします。
買い物は投票。意思表示していきましょう!
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