前編のこちらでは、畜産のもたらすさまざまな問題についてお話ししました。
まとめると
- 地球温暖化
- 森林伐採
- 水不足
- 飢餓問題etc…
さまざまな方面の問題につながるたくさんの課題を抱えていることがわかりました。
じゃあ私たちに何ができるのか?
わかります。
そうは言われても…
これまでお肉を食べるのが当たり前だった私にとって、お肉を食べない生活なんて想像がつきません!
美味しいものはがまんしたくない!
家族や友人と食事を楽しめなくなるのも嫌!
無理をして完全に排除する必要はありません。
だって自分が心地よく暮らせなければ続かない。
それはサスティナブル=持続可能とは言えませんから!
でもこんな取り組みならできそうな気がしませんか?
❶牛肉よりも鶏肉を選んでみる
メインディッシュのお肉を、牛肉から鶏肉に変えてみる。
それだけでも、温室効果ガスの排出量は70%削減できるんです。
畜産の中でも、排出される温室効果ガスは牛肉が圧倒的に多い。
毎日牛肉を食べているのだとしたら、そのうちの週1回を鶏肉料理に変えてみる。
それだけでもはじめの一歩には十分です!
❷代替ミートを取り入れてみる
ベジタリアンやヴィーガンなど菜食主義者向けに「お肉の代用品」として重宝されてきた代替ミート。
特にポピュラーなのは大豆ミートでしょうか?
最近ではQueen’s Isetanや成城石井などの高級スーパーでは品ぞろえも増えているし、
イオンでも大豆ミートでできたハンバーグの冷凍食品を見かけました!
大豆ミートは畜産の抱えるさまざまな問題や動物愛護の観点以外にも
私たちにもいいことがいっぱいあるんです!
味も普通のお肉のように美味しくいただけるものも多いですよ!
麻婆豆腐、ハンバーグ、ミートソース、そぼろ、餃子など、汎用性も高く、
お湯で戻してすぐ使える便利さも魅力。
ぜひ試してみていただきたいです。
❸ミートフリーマンデーをやってみる
ミートフリーマンデーとは
”週1日だけお肉を食べない日をつくって、環境保護や動物保護につなげよう”
という活動。
ポール・マッカートニーと娘のステラ・マッカートニーが提唱しています。。
日本では「ミートフリーマンデー・オールジャパン(MFMAJ)」という団体が主となってこの活動を推進しています。
ニューヨーク市ではすべての公立学校でミートフリーマンデーが実践されているのだそう!
大きな効果が期待できるうえに、環境問題への関心を高められる良い食育ですね!
自分でも、毎週水曜日はお肉を食べない献立にしてみる!など挑戦してみると、
お料理のレパートリーも広がりそうです。
お肉不使用でも意外と物足りなさなどなく、美味しいお料理になりますよ!
❹買う肉を選ぶ
畜産業全てを否定するのではなく、生産過程においてどんな姿勢で取り組まれているか、
その背景を知ろうとするのもまた大切なこと。
安心安全の観点やフードマイレージの意識からも国産を選ぶようにしていますが(そして美味しいから)
温室効果ガスの排出を削減できるようにシステムを改良したり、メタンの排出が少ない牛の研究を進めていたり、生産者さん側でも努力をされている方はたくさんいる。
食品に限ったことではありませんが、
物を買う時は誰から買うか、どこから買うか、も大切にしたいですね。
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❺フレキシタリアンを目指してみる
食事をヴィーガン食にすると、70%の温室効果ガスを削減することができるのだそう。
そう言われても、これまでお肉やお魚など動物性食品を食べてきたいわゆる普通の人にとって
動物性食品を完全に排除することはとてもむずかしいこと。
でも完全に排除できなくても、フレキシタリアンになるだけで
十分な効果が期待できるのです。
フレキシタリアンとは?
「準菜食主義者」「セミベジタリアン」「ゆるベジタリアン」とも呼ばれ
基本は肉や魚といった動物性食品を完全に排除するわけではないけれど、減らしつつ、ときどきはいただきます、という柔軟なスタイルです。
こういうスタイルもあるんだなぁという知識を持って置き、
気分で、できる範囲で、できる日だけトライしてみる、というのもいいと思います。
まとめ
畜産はサスティナブルな=持続可能な食生活スタイルではない、と考えられています。
でも私は
美味しいものはがまんしたくない!
家族や友人と食事を楽しめなくなるのは嫌!
なので、私はこんなルールにしています。
こんな感じの無理なく続けられるゆるいルールで、フレキシタリアンを目指しています。
家族や友だちと過ごすときに、相手に気を使わせないこともマナーだと思っているので、
外食の時は気にしない、というのもMYルールです。
大切なのは続けること。
自分が心地よく暮らすために続けられるルールを見つけて続けていくことで
何も知らなかったころよりもずっと地球にやさしい自分に慣れているのは間違いありません!
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