野菜の切れ端は捨てないで!
まだまだ美味しくいただける方法があるんです。
くず野菜からは美味しいお出汁”ベジブロス”が取れる!
普段捨てていた野菜の皮や種、根っこなど、いわゆるくず野菜を使って作る“野菜だし”のことを
ベジブロスといいます。
野菜の皮には土の中で害虫や紫外線から身を守るための栄養が、
へたや種にはこれから成長するための栄養が詰まっています。
これらを集めたくず野菜には「ファイトケミカル」という栄養成分がたくさん含まれていて、
ベジブロスにするとこの栄養をたっぷり享受できるんです!
フィトケミカルってなに?
私たちが呼吸とともに取り込んだ酸素の一部は、
活性酸素やフリーラジカルという状態になります。
これらは体内でたんぱく質と反応すると、老化やがん、動脈硬化や生活習慣病などの原因になると考えられているのだそう。
その活性酸素から身を守る働きをしてくれるのがファイトケミカル!
抗酸化力・免疫力を向上させ、アンチエイジングや健康につながるのです。
くず野菜をコトコト煮込んで、フィトケミカルがたっぷり溶け出したベジブロス、
作ってみたくなりませんか?
くず野菜でベジブロスを作ってみよう
くず野菜を集める
2000mlの野菜だしを取るのに、必要な野菜くずの量は約300g。
一度にこれだけのくず野菜くずが出ることは少ないので
くず野菜が出るたびに冷凍して、一ヶ月くらいかけて集めていきます。
ある程度の量がたまったら作ってみましょう!
作り方
作り方はとても簡単!
- 水1300mlの中に酒小さじ1と、くず野菜を鍋に入れる
- 20分~30分煮込む(アクは取らなくて大丈夫)
- ザルでこす
ベジブロスは冷蔵庫では1週間、冷凍なら2~3か月もちます。
フィトケミカルは熱を加えても栄養素が失われにくい。それどころか加熱されると溶け出す性質。
野菜の甘みや風味の出ただしはとてもまろやかで、和洋問わずいろんな料理に使うことができますよ!
生ごみをゼロにはできないけれど
捨てていた部分からも栄養をたっぷり享受させてもらえる。
生産者さんと野菜の恵みに感謝して、野菜を最後まで食べきりたいですね!
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